板さんこだわりの味噌漬けをご覧いただきありがとうございます。
料理人として50年が過ぎ、この道を志した時から、一口食べるごとに箸の止まらない、そんな料理ができないか思案していた頃、あるお客様の言葉に、良いアドバイスをいただき、味噌漬けの「床(とこ)」を研究することになりました。
特に当時店のメニューに於いて沢山の烏賊(いか)の足が残り使い道に困っていました。烏賊の足は味は良いんですが、固いのが難点で、好みが分かれ、食べる人を選ぶ食材でした。誰でも柔らかく、そして味の良いものにならないかと試行錯誤してやっと商品になりました。
これが板さんの味噌漬けの原点です。
今では食材のバリエーションも増え、定番の「銀だら」「さわら」に加え、「サーモン」などなど、多くの商品をご用意しております。是非、たくさんの方々に味をみていただきたく、味噌漬け専門のホームページを開設する運びとなりました。
板前人生の集大成としてたどり着いた自慢の逸品です。一口食べるごとに口の中で広がる味の‘奥深さ’を、一人でも多くの方々に味わって頂ければこの上なく嬉しい喜びです…かに猿のご紹介 >
当店の味噌床は「味噌漬け」「西京漬け」「粕漬け」、各漬け床が一般的にある中、贅沢に全部使用しているところが特徴です。ただ全部使うというのではなく、それぞれの特性を生かした素晴らしい味噌床と自負しております。当店の真烏賊味噌漬けはそんな思いが詰まった一品です。お年寄り、歯の弱い方でも、柔らかくそして風味豊かな味はこの上ない味になっております。
素材に於いては「季節」「鮮度」「場所」を最大限に留意して、味噌漬けに合う食材を選んで漬けております。
海のモノはもちろんですが、そればかりにこだわらず「地のモノ」、「山のモノ」、新たな食材での試作を続け、当店の「床」の可能性を追求、皆様方に、美味しい味噌漬けをお勧めができればと常に考えております。
日本料理一筋50年、料理は「基本」が命です。基本と言っても「何」と「何」、と言葉にできないぐらい難しいことです。
私個人の基本は包丁は‘包丁をとぐこと’、、味は‘出しを引くこと’に尽きると思います。
それに、色合い、形、など考えながら、四季折々の食材を、取り入れお客様に提供する職と考えています。